イラスト

イラストの練習サイクル【上達のPDCA】

どーも、彩葉(いろは)です。

絵が上手くならないよ~><

PDCAを回せ

といった、やり取りを見かけます。

「絵のPDCAを回す…」

なんのこっちゃ? 具体的にどうすればいいのか、わからん!

って思いませんか?

たぶんアドバイスしてる側も、あまり分かってないですw

無意識にできているか、横文字を使いたいんだと思います。

横文字厨の僕から、上手くなりたいあなたへ。

オススメの練習方法、あります!(`・ω・´)

描く⇒見る⇒練習する⇒描く⇒見る⇒練習する…

以上!(`・ω・´)

はぁ?描いても上手くならないから、困ってるんだけど!

って声が聞こえてきそうです。

ここでポイントを1つ。

練習と本番絵は、切り分けて考える

多くの人は、「練習」と「作品づくり」が、ごちゃ混ぜになっています。

部活の練習って、=公式戦 ですか?

違いますよね。 絵も同じです。

  1. 出来ないことを練習
  2. 練習したことを、自分の本番絵で使う

これが正解ルート。

3ヵ月ほどこの手順を守れば、目に見えて上手くなりますよ。

イラストの練習サイクル【上達のPDCA】

下記の通りです。

  • 練習するポイントを1つに絞る
  • 集中的に練習する
  • 練習の成果を、自分の作品で試す

具体的にやることを、順を追って解説します。

作品を描いて、課題を見つける

練習をする前に、まずは自分の作品を作ります。

  • 「髪の流れが上手く描けない…」
  • 「あー、自分は手を描くのが苦手だな~」

といった、自分の課題を明確にしていきましょう。

メモなどに箇条書きするのがオススメです。

多くの人は漠然と模写したり、デッサンしたりするのを練習だと思っています。
が、これは間違いです。

描いても描いても、上手くならない…

という人は、このパターン。

ゴールを決めていないのに、スタートしてはダメです。

東京がゴールなのに、大阪に向かってしまうかもしれません。

まずは1枚イラストを描いて、苦手ポイントを見つけましょう。

大事なのは、全力で描くということです。

それこそ「この絵は仕事絵なんだ!」と思って、描いて下さい。

そうしないと

「この絵は全力じゃないんで…」

「ちょっとスランプかもしれないな~…」

といった、言い訳をしてしまいます。

僕も経験あります^q^

「絵が上手くなりたい!」と思っているのに、その手前の「絵に向き合う姿勢」に問題があると、残念ながら上達しません。

全力で描きましょう!

注意点
  • 「なんか上手くいかない…」
  • 「全部うまくいかない。もうダメぽ」

というのは、何も考えていないのと同じです。

「ここが描けない」というのを、具体的に見つけましょう。

その中でも「これだけは絶対に直したい!」、という1つに絞ります。

いよいよ練習開始です!

1つのことに集中的して練習する

1つのことだけを、ひたすら反復練習します。

  • 「手のポーズが可愛くない…」なら、手を
  • 「服のシワが上手く描けん!」と思ったら服を
  • 「え?私の描く目、大きすぎ。。。」と感じたら、目を

とにかく描きます。

描いて描いて、描きまくります。

必ず資料を見て下さい!

自分が描けないものを、想像だけで描くなんて、絶対に無理です!

資料はなんでもいいですが、よく使うのは。

  • 参考にしている絵師さんのイラスト
  • グーグルなどで写真検索
  • デッサン人形やフィギュア
  • 自分でポーズをとってみる

僕がオススメするのは、「参考にしている絵師さんのイラスト」です。

写真やフィギュアなどを、デフォルメして絵に落とし込むのは、

初心者にはハードルが高いと思います。

その点、イラストなら全く同じに描けばいいので、明確なお手本となります。

練習サイクル
  1. お手本と自分の絵を比べる
  2. ここが違うんじゃない?
  3. お手本と全く同じになるように描く
  4. お手本とまた比べる
  5. 以下、上手く描けるまでループ

「お、いい感じになった!」と思ったら、次のお手本を用意します。

そして、同じことの繰り返しです。

「もう見なくても描けそうだ♪」と思ったら、練習を切り上げましょう。

練習したことを、自分の絵に落とし込む

練習したことを踏まえて、自分の作品を描きます。

この時、描くのは新規イラストです。

繰り返しになりますが、全力で描きましょう。

練習前の作品をレタッチ(修正)するのも良い練習方法ですが、次の課題を見つけにくいです。

作品づくり⇒課題はっけん⇒練習⇒作品づくり…

のループを作りたいので、新規イラストを描きましょう。

作品も増えて、一石二鳥ですw

  • 「いや~、目は上手くなったけど、今度は足が…」
  • 「髪の毛の練習したけど、やっぱり上手くいかないな~…」

と思ったら、それが課題です。

次はそこを練習しましょう。

もしかしたら「何もかもカンペキだ!>▽<」

という、天才がいるかもしれませんw

そういった場合は課題が見つかるまで、自分の絵をモリモリ描けばオッケーです。

気づいたことは、メモをとるのがオススメ

練習する時にオススメなのが、「気づいたことをメモすること」です。

僕のメモはこんな感じ↓

メモがとれないレベル=課題をクリアしていません。

  • 「上手く言葉で説明できないんだけど…」
  • 「なんか、ひっかかるんだけどな~。モヤモヤ…」

これではメモ出来ないですよね?

メモするってことは、「文章化できる」ってことです。つまり…

「自分の絵の課題」と「その解決方法」が、人に説明できるレベルまで整理されている、ということ。

メモがとれないうちは、

「どうやったら上手く描けるか、まだ分かっていない」

ぐらいに思った方がいいでしょう。

ちなみにですが、後で振り返るためにメモをとっているわけではないです。

メモをすると忘れにくくなる、という脳のメカニズムがあります。

確実にステップアップしたいので、同じレベルの練習を繰り返さないために、メモをとっています。

資料を見よう

ちゃんと資料を見て描いていますか?

これは練習でも本番絵でも言えることですが、資料は絶対に見て下さい。

初心者によくある勘違い
  • 資料を見て描くのはダサい
  • 上手い人は資料なんて見なくても描ける
  • 見ながら描くのは、下手くそのやることだ

これは、完全に勘違いです。

プロは記憶や手グセだけで描いたりしません。

むしろプロの方が、資料を見てデッサンやクオリティを確認しています。

中には「なんで資料見てねぇんだ!」って、怒られる会社もあるそうです。

いま出来ないことを出来るようになりたい。

もっと上手くなりたい…

と思っているのに、自分の中にあるヒントだけで上手くなれますか?

僕は無理だと思います。

自分が正しいデッサンと思っていることは、思い込みかもしれません。

必ず資料は見ましょう。

まとめ:練習そのものに価値はない

練習すること自体が、目的ではありません。

自分の絵のクオリティを上げることに、価値があります。

  • 練習は、あくまでも練習
  • 自分の作品こそが本番

考えを切り分けましょう。

そう意識するだけで、上達のスピードは格段に上がります。

  1. 自分の絵を描く
  2. うまくいかない所をピックアップする
  3. 資料を見ながら練習する
  4. 気づいたことはメモをとる
  5. 練習の成果を自分の絵に落とし込む

このサイクルを3ヵ月、やってみてください。

オレ、天才かもしれん!(゚∀゚)

ってぐらい、目に見えて上手くなりますよ。

それでは、楽しいお絵描きライフを♪

おしまい!(*’▽’)ノシ