このページは「イラストの始め方」を、どこよりも分かりやすく解説します。
どーも、彩葉(いろは)です。
私はPCゲームのグラフィッカーを経験した後、
独立してフリーランスのイラストレーターになりました。
原画家、ラノベの挿絵、壁サークルなど、たくさんの活動をしてきましたが、
絵師になりたいと思った当時は、右も左もわかりませんでした。
お絵かき面白そうだけど、何から始めたらいいか分からない・・・
周りには絵を描く人が1人もいなかったので、すべてが手探り。
「教えてくれる人が近くにいればいいのに・・・」と、いつも思っていました。
この記事は、そんな過去の自分と同じ悩みを持つ人に向けて書いています。
少しでも参考になれば嬉しいです。
- 絵をまったく描いたことのない初心者が
- 練習方法や、描くコツをマスターし
- だんだん絵が上手くなって
- 「コミケで同人誌を100部、完売する!」あるいは
- 「商業のお仕事がくるようになった!」を目標にしています
それと同時に、よくある質問
こんな疑問も、全てわかりやすく解説していきます。
この記事を読んで実践すれば、必ず上手になります!
同人誌100部完売、コミケの誕生日席は誰にでも達成可能なラインです。
すでに絵を描いていて「具体的なテクニックを教えてくれ!」
って人はレッスンの項目まで飛ばしてね♪
【STEP1】お絵描きの道具、パソコン環境を整えよう
お絵描きはパソコンがないと始まりません。
最初に私がオススメする、お絵描き環境を書いておきます。
予算と相談してみてください。
- デスクトップPC
- インテュオスPro
- クリスタ
- デュアルディスプレイ
- シンプルな四角いデスク
- メッシュのオフィスチェア
お絵描きができるパソコン
パソコン(以下PC)は大きく分けて2種類あります。
最近はノートPCもコスパが良いので、十分お絵描きできます。
先のことを考えると、オススメはデスクトップPCです。
デスクトップなら、後からスペック(PCの性能)を上げることも出来ます。
いま使っているPCがあるなら、それでオッケーです♪
まずは手元にあるPCで描いてみて、
性能不足なら買い替えを検討しましょう。
ipadなどのタブレットでもお絵描きできます。
ですが、プロで使っている人はほとんどいません。
低価格からハイスペックまで、オススメのPCをピックアップしました。
PC以外にもペンタブやお絵描きソフトも必要なので、
お財布に優しい範囲で選びましょう。
- OS:Windows 64bit(こだわりがないならMacよりWin推奨)
- CPU:intel core i5以上
- メモリ:8GB以上(できれば16GB以上)
- グラボ:GeForce GTX 1650以上
- ストレージ:SSD 480GB以上
- モニター:フルHD(1980×1080)以上
デスクトップPC
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ノートPC
コスパの良い、クリスタの動作確認済み推奨ノートPC。
タッチパネルかつペンが最初からついているので、
ペンタブを買わなくていいのが◎!
配信やゲームもこれ1台で出来ます(FPSや格ゲーはきびしい)
レビュー動画があるので、参考にどうぞ。
必須アイテム!ペンタブレット
PCが決まったら、次はペンタブレット(以下ペンタブ)です。
ペンタブは大きく分けて2種類あります。
- Intuos Pro⇒1番オススメ
- Bamboo⇒安く始めたい人へ
- Cintiq 16⇒初心者向けモデル
- Cintiq Pro 24⇒プロが使う本気仕様
ペンタブレット(板タブ)
初心者にオススメするのは「板タブ」です。
液タブより低価格で、描き始めるには十分な性能。
液タブはどうしても姿勢が悪くなるため、
最近では板タブに戻るプロも増えています。
サイズ感は好みですが、一般的には真ん中のサイズが使いやすいです。
板タブといえば、インテュオスが鉄板です。
昔から多くのプロが愛用しています。
このタブレット、付属品がすごくて・・・
描き心地もインテュオスと同レベルで良い。
私は長らくワコム信者でしたが、乗り換えました^q^
レビュー動画はコチラ↓
液晶タブレット(液タブ)
画面にペンで直接、絵を描くことできます。
時短アイテムとして、愛用しているプロが多い。
重量があり電源も必要なため、持ち運びはできません。
高性能ですが、値段も高くなります。
いい道具を揃えたいなら検討してみましょう。
Cintiq 16
初心者向けの液タブとしてリリースされているが、十分な性能をもっている。
初めから液タブで練習したいが、なるべく出費を抑えたい人にはオススメ。
Cintiq Pro 24
プロが仕事で使うレベルの液タブ。ハイスペックだが高価格。
本気でプロになりたいなら、検討してもいいかと思います。
かなり重量があるので、これを買うなら机も必要。
初心者にオススメするのは、板タブです。
ただし、液タブの方が高性能なのは間違いありません。
とりあえず安く始めたい人は板タブ、
最初からいいものを揃えたい人は液タブを買いましょう。
余裕があれば、机とイスも
すぐに買わなくても大丈夫ですが、お絵描きを続けていくなら、
「机とイスはいずれ買う」と思っていて下さい。
お絵描きをしていると、長時間おなじ姿勢でPCに向かいます。
これはけっこう疲れます・・・
それこそプロは何時間もお絵描きするので、
「ちょっとでもいい椅子で、腰の負担を減らす」ことが大事になってきます。
そこまでしない人でも、2万円前後のイスは買っておいて損はありません。
- 人気はL字タイプだが、普通のやつでもok
- 本や資料を広げられる大きさを選びたい
- ガラスは利便性が悪いのでオススメしない
使いやすいスタンダードな机。
机を選ぶ時のポイントは、
棚や引き出しなどが付いていない、シンプルなものが良い。
人気のL字デスクは、作業スペースが広いのがメリット。
大きいので、置き方には工夫が必要です。
- 腕置きが付いている方が良い
- 夏場は蒸れるので、メッシュがオススメ
- 1万円より安い椅子は疲れる
私も使っていて、オススメできる椅子。
予算がなければ15,000円前後で似たような椅子を探そう。
高くてもいいから、いい椅子が欲しい人向け。
1日のほとんどはPCの前にいるよ!
といった人には、検討の余地あり。
その他の便利グッズ
必須ではありませんが、あると便利だったり
プロがよく使っている小物をご紹介します。
お絵描きをしていて「不便だな・・・」と感じたら、買うか考えてみましょう。
【準備中】左手デバイス、本立てなど
【STEP2】ペイントソフトをインストールしよう
パソコン周りの環境が整ったら、
次にペイントソフトをインストールします。
使用率が高いペイントソフトは、下記の3つです。
- CLIP STUDIO PAINT
- Photoshop
- ペイントツール SAI【Windoes】
CLIP STUDIO PAINT
特に理由がなければ、CLIP STUDIO PAINT
(以下クリスタ)をオススメします。
もっとも使用人口が多く、調べものも解決しやすいからです。
機能も充実しており、サポートも手厚い。
これ1つでイラストからマンガまで対応できます。
クリスタには、グレードが2種類あります。
- Pro・・・5,000円
- EX・・・2,3000円
イラストだけなら低価格のProでいいでしょう。
プロのお仕事レベルでも、Proで対応できます。
EXはマンガやアニメーションを、本格的にやる人向けになっています。
クリスタのインストール手順は、
「CLIP STUDIO PAINTの導入手順を画像つきで解説」
という記事を読んでみてください。
ペイントツール SAIとSAI2

一昔前はSAIをメインにしている絵師がたくさんいました。
今ではほとんどの人がクリスタに移行しています。
SAIを使うのであれば、サブで他のペイントソフトを併用する場合がほとんどです。
価格も5,500円であることから、
今から絵を描き始めようしている初心者が導入するメリットは特にありません。
絵を教えてくれる人がいて、その人がSAIを使っているなら、検討の余地はあります。
Photoshop

ゲーム会社がよく使うツールで、絵を描くソフトの中では、もっとも高額です。
PCの要求スペックが高い(=PCが高額になる)というデメリットもあります。
「ゲーム会社に就職したい」という意志があれば選択肢に入りますが、
基本的には他のペイントソフトにするのがオススメです。
この記事では、1番オススメするペイントソフト、
「クリスタ」の使用を前提に話をすすめます。
【STEP3】クリスタとペンタブの初期設定
クリスタやペンタブの便利な設定。
デジ絵を描くうえで重要な、「レイヤー機能」を解説します。
ペンタブの設定をしよう
ペンタブはUSBで接続すると、すぐに使うことが出来ます。
ペンタブは初期設定のままだと、描いてて違和感があります。
画面と板タブの縦横の比率が違うからです。
ですので、縦横の比率をあわせる設定をします。

モニターの左下にある検索ボックス(虫眼鏡のところ)に、
「コントロールパネル」と入力します。
すると画像のようなウインドウが出るので、
コントロールパネルをクリックします。

「ハードウェアとサウンド」をクリックします。

「ワコムタブレットのプロパティ」という項目があるので、
緑文字の部分をクリックします。

「マッピング」をクリックして、
「縦横比を保持」のところにチェックマークを入れます。
「表示エリア」と「タブレット操作エリア」が
両方とも「全画面」になっているのを確認してください。
これで設定は終わりです。
右上の×を押して、ウインドウを閉じましょう。
最初は描きにくいと思うかもしれませんが、
おそらく全ての絵師が最初はそう思ったはずです。
そのうち慣れるので、たくさんお絵描きしましょう!
CLIP STUDIO PAINTを使う前に【初期設定について】
クリスタでお絵描きする前に、設定を変えてみましょう。
ビックリするぐらい使いやすくなります。
少しだけ時間は掛かるかもしれませんが、
「CLIP STUDIO PAINTの初期設定【画像つきで解説】」
という記事を見ながら、解説の通りに設定してみて下さい。
設定を変えておくことで、
この先ずーっと快適にお絵描きができますよ^^
レイヤーとは?デジ絵の仕組みを知ろう
これだけは知っておきたいデジ絵の仕組み。
それが「レイヤー」です。
PCでお絵描きする時には、「レイヤー」という機能を使います。
レイヤーを使うと、下記のようなことができます。
実際にクリスタを使った解説は、「【イラストの基本】レイヤーの分け方、管理方法を解説」という記事で確認してください。
【STEP4】キャラクターを描こう!イラストの練習方法
準備はできたけど、どうやって描けばいいんだ?
まったくの0からキャラが描けるようになるまで、
イラスト講座で丁寧に解説しています。
【STEP5】知識やテクニックを身に付けよう
絵のクオリティをアップさせる知識や、具体的なテクニックを解説します。
〇〇の描き方、構図、背景の透視図法など、
練習は必要ですが、マスターすれば強力な武器になります。
【STEP6】お仕事や同人活動の始め方
などのご質問にお答えします。