ペイントツールは導入したけど、何から始めればいいの?
どーも、彩葉(いろは)です。
初心者が初めにやるべきことは、お絵描きに慣れることです。
最初から難しいことにチャレンジしなくてok!
まずはこの記事を読みながら、絵を1枚描いてみましょう。
描き始める前に、レイヤーの使い方を理解しておきましょう。
描き始める前の注意事項
初心者が、描き始める前につまづく所。
最初は誰でも下手くそ
絵は練習すれば、誰でも上手くなります!
これはプロに聞けば、全員がそう答えると思います。
ですが実際には、たくさんの人が1枚も描かないうちに
「自分には絵心がない・・・」と言って、あきらめてしまいます。
最初は誰でも下手くそです。
- 私は中学生の頃、美術の成績は下から2番目でした
- 初めて描いた絵は、もちろん下手でした
- フォロワー10万人こえてる神絵師も、昔は下手っぴでした
最初から上手い人なんていません。
コツコツ練習していきましょう(*’▽’)
なにを描けばいいのか分からない・・・
なにを描けばいいのか分からない・・・というは、
好きなキャラクターの顔を描きましょう。
ほとんどの人は、そうします(‘ω’)
- 顔から肩ぐらいまででオッケー
- 服はちゃんと着せましょう
- 背景や小物もいりません
初心者にはむずかしいアングル
次の3つのアングルは、描くのがむずかしいです。
つまり、斜めが簡単でオススメ。
いつまでに描きあげるの?
下書き、ペン入れ、塗りに各1日ずつ。
- 描かない日もある
- 不慣れでなかなか進まない
というのも考えて、1週間を目安に描いてみましょう!
それ以上長くなると、終わらないままリタイアする可能性が高まります・・・
1枚描いて、完成までの流れを掴む
実際に作業する順に解説します。
アタリを描く
- Gペン。1.5mm。手ブレ補正26。※線画作業中は変えません
- キャンバス解像度350dpi(サイズは適当)
まずはアタリを描きます。

頭の丸を描いて、その中に十字線を。
縦の線は顔の中心線、横の線は目の高さになります。
この段階では適当に、ザクザク描いています。
首を生やして、肩のライン描いておしまいです!
ラフを描く
アタリの線が黒のままだと分かりにくいので、水色に変えます。

- CLIP STUDIOなら「レイヤープロパティ」の「レイヤーカラーを変更」をクリックするだけで変えれます。
- 他のペイントソフトをお使いの方は、「透明ピクセルをロック」してから、水色で塗りつぶします。
不透明度を30~50%に下げると、作業しやすいです。
「新規ラスターレイヤー」を作成して、アタリの上にラフを描きましょう。

バランスを整えながら描いていきます。
今の時点では満足いくデッサンにならないかもしれませんが、気にしません。
ある程度かけたら、「これでオッケー☆」と自分で決めてしまいましょう!
ラフが描けたらアタリの時と同様に、線の色と不透明度を変えましょう。
ペン入れする

ラフの上に、「新規ベクターレイヤー」を作成します。
詳細な説明は省きますが、「線画に特化したレイヤー」と思ってください。
ラフをもとにペン入れをします。(アタリは非表示にします)
ペン入れは勢いが大事です。「なぞろうとしすぎない」ことがコツ。
あと、線は綺麗につながってなくてもオッケーです。

- 「消しゴムツール」を選ぶ
- 「ツールプロパティ」の「ベクター消去」⇒「交点まで」を選択
- 消したいラインをタッチする
すると、交わっている箇所まで自動消去してくれます。
メチャクチャ便利なので、ぜひベクターレイヤーを使いましょう!
パーツごとにレイヤーを分ける
ここから塗りに入りますが、その前に「自動選択ツール」の設定をします。

- 「自動選択ツール」⇒「他レイヤーを参照選択」をクリック
- 「ツールプロパティ」の「サブツール詳細パレット」を開く
- 「選択範囲」⇒「作成方法」⇒「追加選択」
- 「塗りつぶし」⇒「隙間閉じ」⇒4
- 「細い領域にしみこむ」にチェック
- 「領域拡縮」⇒0.05
- 「参照先」⇒「ベクターの中心線で塗り止まる」にチェック
- ×を押して「サブツール詳細パレット」を閉じる
この設定をすることで、スキマがあっても「線が続いているもの」と認識して塗ってくれます。
なので線をキレイにつなげる必要がないのです。(離れすぎはダメ)
まず、キャラ全体のシルエットを塗りつぶします。

- キャラの外側をクリック
- 髪の毛のスキマなど、「塗らない場所」を全てクリック
- 選択範囲を反転(キーボードの「Ctrl+Shift+I」)
- ペン入れレイヤーの下に「新規ラスターレイヤー」を作成
- 肌色で塗りつぶし
- 「選択範囲ランチャー」⇒「選択範囲の解除」
キャラクター全体に色が置けました。
次に「塗りつぶしツール」の設定をします。

- 「塗りつぶし」⇒「他レイヤーを参照」をクリック
- 「塗りつぶし」⇒「隙間閉じ」⇒4
- 「細い領域にしみこむ」にチェック
- 「領域拡縮」⇒0.05
- 「色の誤差」⇒2.0
- 「拡縮方法」⇒丸く拡張
- 「参照先」⇒「ベクターの中心線で塗り止まる」にチェック
- ×を押して「サブツール詳細パレット」を閉じる
綺麗に塗り分けるための設定です。

- 肌の上に「新規ラスターレイヤー」を作成
- 髪の毛を塗りつぶし
髪はこれでオッケー。
他のパーツも、同様に塗り分けました。

レイヤー構成については、「【イラストの基本】レイヤー構成の分け方、管理方法を解説」という記事に詳しく書いています。
まだ読んでいない初心者の人は、必須の知識です。
影とハイライトを塗る
パーツごとに影を塗っていきます。
今回はGペンで塗りました。
他にも水彩筆などいろんなブラシがあるので、いろいろ試してみるといいでしょう。

新規ラスターレイヤーを作成し、「下のレイヤーでクリッピング」することで、塗り分けたパーツからはみ出さなくなります。
影を一通り入れて…

ハイライトを入れたり、頬を塗ったりして完成です。
※線にも色を塗っています
保存する

キーボードの「Ctrl+S」を押すと、保存画面が出ます。
ファイル種類はそのままで、名前を付けて保存しましょう。
これで作業は終わりですが、せっかくなのでSNSに投稿しましょう。

「ファイル」⇒「画像を統合して書き出し」⇒「jpg」か「png」

保存場所を選んだら、「書き出し設定」の画面が出てきます。
基本的にはそのままでオッケーですが、SNSに投稿する時は
高さor幅を1500~1000ぐらいにしておくといいでしょう。
「OK」を押すとプレビューが表示されるので、もう1度「OK」をクリックします。
SNSに投稿しておしまいです♪
まとめ:焦る必要なし!練習すれば誰でも上手くなる
絵ができるまでの流れ、なんとなく掴めたでしょうか?
厚塗りと言われる描き方でも、基本的な流れは同じです。
今はペイントソフトの使い方を、しっかりと覚えていきましょう!
次の講座から、本格的な練習がスタートします。
テーマは「顔の描き方、練習方法」です!
顔はキャラクターの命。
たくさん描いて、上手くなりましょう(^▽^)
おしまい!(*’▽’)ノシ