イラスト

【イラスト講座01】初心者は始めに、1枚描いて流れを掴む

ペイントツールは導入したけど、何から始めればいいの?

どーも、彩葉(いろは)です。
初心者が初めにやるべきことは、お絵描きに慣れることです。

  1. ペンタブに慣れる
  2. ペイントソフトに慣れる
  3. イラストが完成するまでの流れを掴む

最初から難しいことにチャレンジしなくてok!
まずはこの記事を読みながら、絵を1枚描いてみましょう。

描き始める前に、レイヤーの使い方を理解しておきましょう。

描き始める前の注意事項

初心者が、描き始める前につまづく所。

最初は誰でも下手くそ

絵は練習すれば、誰でも上手くなります!
これはプロに聞けば、全員がそう答えると思います。

ですが実際には、たくさんの人が1枚も描かないうちに
「自分には絵心がない・・・」と言って、あきらめてしまいます。

最初は誰でも下手くそです。

  • 私は中学生の頃、美術の成績は下から2番目でした
  • 初めて描いた絵は、もちろん下手でした
  • フォロワー10万人こえてる神絵師も、昔は下手っぴでした

最初から上手い人なんていません。
コツコツ練習していきましょう(*’▽’)

なにを描けばいいのか分からない・・・

なにを描けばいいのか分からない・・・というは、
好きなキャラクターの顔を描きましょう。

ほとんどの人は、そうします(‘ω’)

  • 顔から肩ぐらいまででオッケー
  • 服はちゃんと着せましょう
  • 背景や小物もいりません

初心者にはむずかしいアングル

次の3つのアングルは、描くのがむずかしいです。

  • ふかん(上からの見下ろし)
  • あおり(下から見え上げる)
  • 真横と真正面の顔は、意外とむずかしい

つまり、斜めが簡単でオススメ。

いつまでに描きあげるの?

下書き、ペン入れ、塗りに各1日ずつ。

  • 描かない日もある
  • 不慣れでなかなか進まない

というのも考えて、1週間を目安に描いてみましょう!

それ以上長くなると、終わらないままリタイアする可能性が高まります・・・

1枚描いて、完成までの流れを掴む

実際に作業する順に解説します。

  1. アタリを描く
  2. ラフ(下書き)を描く
  3. ペン入れ(清書)する
  4. 色を塗って完成!

アタリを描く

使用ブラシ(参考までに)
  • Gペン。1.5mm。手ブレ補正26。※線画作業中は変えません
  • キャンバス解像度350dpi(サイズは適当)

まずはアタリを描きます。 

頭の丸を描いて、その中に十字線を。

縦の線は顔の中心線、横の線は目の高さになります。

この段階では適当に、ザクザク描いています。

首を生やして、肩のライン描いておしまいです!

ラフを描く

アタリの線が黒のままだと分かりにくいので、水色に変えます。

  • CLIP STUDIOなら「レイヤープロパティ」の「レイヤーカラーを変更」をクリックするだけで変えれます。
  • 他のペイントソフトをお使いの方は、「透明ピクセルをロック」してから、水色で塗りつぶします。

不透明度を30~50%に下げると、作業しやすいです。

「新規ラスターレイヤー」を作成して、アタリの上にラフを描きましょう。

初心者の人は、ラフも何段階かに分けて描くことをオススメします!

バランスを整えながら描いていきます。

今の時点では満足いくデッサンにならないかもしれませんが、気にしません。

ある程度かけたら、「これでオッケー☆」と自分で決めてしまいましょう!

ラフが描けたらアタリの時と同様に、線の色と不透明度を変えましょう。

ペン入れする

ラフの上に、「新規ベクターレイヤー」を作成します。

ベクターレイヤーとは

詳細な説明は省きますが、「線画に特化したレイヤー」と思ってください。

ラフをもとにペン入れをします。(アタリは非表示にします)

ペン入れは勢いが大事です。「なぞろうとしすぎない」ことがコツ。

あと、線は綺麗につながってなくてもオッケーです。

ベクターレイヤーなら、毛先などのクロスした線を簡単に修正できます。

  1. 「消しゴムツール」を選ぶ
  2. 「ツールプロパティ」の「ベクター消去」⇒「交点まで」を選択
  3. 消したいラインをタッチする

すると、交わっている箇所まで自動消去してくれます。

メチャクチャ便利なので、ぜひベクターレイヤーを使いましょう!

パーツごとにレイヤーを分ける

ここから塗りに入りますが、その前に「自動選択ツール」の設定をします。

  1. 「自動選択ツール」⇒「他レイヤーを参照選択」をクリック
  2. 「ツールプロパティ」の「サブツール詳細パレット」を開く
  3. 「選択範囲」⇒「作成方法」⇒「追加選択」
  4. 「塗りつぶし」⇒「隙間閉じ」⇒4
  5. 「細い領域にしみこむ」にチェック
  6. 「領域拡縮」⇒0.05
  7. 「参照先」⇒「ベクターの中心線で塗り止まる」にチェック
  8. ×を押して「サブツール詳細パレット」を閉じる

この設定をすることで、スキマがあっても「線が続いているもの」と認識して塗ってくれます。

なので線をキレイにつなげる必要がないのです。(離れすぎはダメ)

まず、キャラ全体のシルエットを塗りつぶします。

  1. キャラの外側をクリック
  2. 髪の毛のスキマなど、「塗らない場所」を全てクリック
  3. 選択範囲を反転(キーボードの「Ctrl+Shift+I」)
  4. ペン入れレイヤーの下に「新規ラスターレイヤー」を作成
  5. 肌色で塗りつぶし
  6. 「選択範囲ランチャー」⇒「選択範囲の解除」

キャラクター全体に色が置けました。

次に「塗りつぶしツール」の設定をします。

  1. 「塗りつぶし」⇒「他レイヤーを参照」をクリック
  2. 「塗りつぶし」⇒「隙間閉じ」⇒4
  3. 「細い領域にしみこむ」にチェック
  4. 「領域拡縮」⇒0.05
  5. 「色の誤差」⇒2.0
  6. 「拡縮方法」⇒丸く拡張
  7. 「参照先」⇒「ベクターの中心線で塗り止まる」にチェック
  8. ×を押して「サブツール詳細パレット」を閉じる

綺麗に塗り分けるための設定です。

  1. 肌の上に「新規ラスターレイヤー」を作成
  2. 髪の毛を塗りつぶし

髪はこれでオッケー。

他のパーツも、同様に塗り分けました。

レイヤー構成については、「【イラストの基本】レイヤー構成の分け方、管理方法を解説」という記事に詳しく書いています。

まだ読んでいない初心者の人は、必須の知識です。

影とハイライトを塗る

パーツごとに影を塗っていきます。

今回はGペンで塗りました。

他にも水彩筆などいろんなブラシがあるので、いろいろ試してみるといいでしょう。

新規ラスターレイヤーを作成し、「下のレイヤーでクリッピング」することで、塗り分けたパーツからはみ出さなくなります。

影を一通り入れて…

ハイライトを入れたり、頬を塗ったりして完成です。

※線にも色を塗っています

保存する

キーボードの「Ctrl+S」を押すと、保存画面が出ます。

ファイル種類はそのままで、名前を付けて保存しましょう。

これで作業は終わりですが、せっかくなのでSNSに投稿しましょう。

描いた絵を公開することで、上達が早くなります。

上手く描けてないな~と思っても、公開するようにしましょう。

「ファイル」⇒「画像を統合して書き出し」⇒「jpg」か「png」

保存場所を選んだら、「書き出し設定」の画面が出てきます。

基本的にはそのままでオッケーですが、SNSに投稿する時は

高さor幅を1500~1000ぐらいにしておくといいでしょう。

「OK」を押すとプレビューが表示されるので、もう1度「OK」をクリックします。

SNSに投稿しておしまいです♪

まとめ:焦る必要なし!練習すれば誰でも上手くなる

絵ができるまでの流れ、なんとなく掴めたでしょうか?
厚塗りと言われる描き方でも、基本的な流れは同じです。

  • ペンタブは慣れですので、時間が必要です。
  • スピードはたくさんお絵描きすれば、自然と早くなります。

今はペイントソフトの使い方を、しっかりと覚えていきましょう!

次の講座から、本格的な練習がスタートします。

テーマは「顔の描き方、練習方法」です!

顔はキャラクターの命。
たくさん描いて、上手くなりましょう(^▽^)

おしまい!(*’▽’)ノシ