どーも、彩葉(いろは)です。
美術の成績は、5段階中「2」でした。
でも未経験から3年ほどでプロになっています。
もちろん最初は下手くそでしたし、売れっ子や神絵師さんも、みんな最初は下手くそです。
イラストは「絵心がない」とか「センスがない」と言って、リタイアする人がとても多い。
根本的な原因はなんだろう、と思って考えました。
たぶんイメージしている成長と、実際の上達スピードのギャップですね。
経験から、絵がどのように上手くなっていくかを書きました。
上達のイメージとリアルのギャップ

結論:ドラクエのレベルアップと同じです。
順を追って解説します。
毎日は成長しない
初心者がイメージしている上達のスピードって、「比例」とか「二次関数」なんですよね。

僕もそう思っていたのですが、今では違うと断言できます。
描いた分だけ上手くなる。
これは半分正解ですが、半分まちがいです。
ドラクエをイメージすると分かりやすいですが、
敵を倒すと経験値は溜まっています。が、強さには反映されません。
レベルアップして初めて強くなれます。
お絵描きも、これに近いものがありますね。
初心者のうちは成長が早い、という妄想

神絵師はめちゃくちゃ上手いので、それより上手くなろうとすると、とても大変。
自分は初心者だから、初めのうちはメキメキ上達する!
これが間違いその2、です。
確かにレベルが上がってくると、もう1レべ上げるのは大変です。
ただ、初心者がレベルを上げやすいかというと、案外そうでもなかったりする。
- 上級者⇒新しい手法を取り入れたい
- 初心者⇒どうやって描いていいのか分からない
「出来ないことに挑戦する」という意味で、この2つに本質的な違いはありません。
悲しいお知らせですが、お絵描きに「イージーモードの時季」などありません。
階段をのぼるように上達する

描き続けていると、ふとしたタイミングで上手くなります。
絵描きの成長は階段です
絵は階段を上るように、段階的に上手くなります。
ある日とつぜん
- 「あ、こういうことか!」
- 「あれ?昨日まで描けなかったのに、なんか描ける」
という事が起こります。
「知ってるけど描けない」というモヤモヤをクリアした瞬間です。
このことを知っていると、かなり気が楽になります。
以前、雑誌のピンナップを描いてた時に、担当さんとこんなやり取りがありました。
編集さん「いろはさん、絵、上手くなりました?」
僕「あ、やっぱそう思います?^^」
僕は描いてる途中で、「あ~階段のぼったわ~」と気づいていました。
初心者は「何が分からないのか、分からない」ので、階段を上ったことに気づきにくいです。
いずれ気づける時が来るので、その喜びを知る前にリタイアしてしまうのは、勿体ないなぁと思います。
奇跡の1枚を大事にする
奇跡的にうまく描けた1枚って、ないですかね?
その1枚を大事にしましょう。
ぶっちゃけ、「そのクオリティでまた描けるか」というと、むずかしいと思います。
でも描いたのは、まぎれもなく自分なので、自信を持っていいと思います。
大切なのはクオリティを上げようという姿勢です。
「奇跡の1枚」で終わるのか、再現性を追求するのかは自分の次第ですね。
おしまい!(*’▽’)ノシ